第50回日本糖尿病学会近畿地方会 第49回日本糖尿病協会近畿地方会

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会長挨拶

稲垣暢也

第50回日本糖尿病学会近畿地方会
会長  稲垣 暢也
京都大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌・栄養内科学教授

 このたび第50回日本糖尿病学会近畿地方会会長を務めさせていただくことになりました。今回は第50回という半世紀の節目に当たる会であり、このような伝統ある会におきまして重大な役割を務めさせていただくことを大変光栄に存じますとともに、責任の重さに身の引き締まる思いです。
第50回日本糖尿病学会近畿地方会は平成25年11月23日(土)、国立京都国際会館で開催されます。私は今回のテーマを、「50年の歴史が織りなす糖尿病学の未来~新たに描く研究・治療・療養指導」といたしました。SU薬やビグアナイド薬がこの世に登場してから50年余りになりますが、この50年の間に科学の進歩はさまざまな糖尿病治療薬を生み出しました。特に最近ではインクレチン関連薬が登場したことにより、糖尿病治療は大きく変わりつつあります。また、技術革新は血糖測定器やインスリン注射器などのデバイスの進歩ももたらしています。さらに、糖尿病の疫学や治療に関するエビデンスも次々と蓄積しつつあります。しかし、このように科学や技術が進歩しその恩恵を享受しているにもかかわらず、糖尿病を持つ人々は今なお増え続け、合併症が減少に転じていないことも事実です。
糖尿病を持つ人々が健康な人と変わらぬ日常生活の質を維持し寿命を確保することは、日本糖尿病学会が糖尿病治療の最終目標としているものです。私達はこれまでの糖尿病学の歴史を謙虚に振り返り、現在の糖尿病医療において何が求められているのかを共に考え、そして目標に向かって、明日の新しい時代を作っていかねばなりません。
 本学会においてご参加の皆様にできるだけ活発に発表していただき、糖尿病治療の目標の達成に向けて熱い議論がなされることを希望しております。
 学会当日は多数の皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。

平成25年2月吉日